こんにちは。クルマが3度のメシと同じくらい大好きな男、ピストン西沢です。
これを読むような人は「Gulf」というブランドが、クルマ好きにはどんな力を持っているか?良くご存知だと思いますが、改めて書かせてもらうと、古くからモータースポーツイベントでそのロゴを見かけるのは勿論、スティーブ・マックイーンの映画「栄光のル・マン」で、ブルーとオレンジに塗られたポルシェ917の爆走するシーンなどで、日本でも特にクラシック・カーのオーナーなんかに人気のあるオイルなんです。
しかし、最近その活躍を日本であまり見る機会はありませんでした。もともとGulfは耐久レースのイメージが強く、F1などには参戦していなかったので、仕方なかったんですが、自分でGulfのジャケットやバッグを買って持っている西沢には、メチャメチャ残念なことでしたね。
そのGulfカラーが久々に日本のサーキットを駆け抜けました!「ル・マン24時間レース」をシリーズの中に織り込んでいるWECが、再上陸したんです。80年代グループCのレースカーによって、富士スピードウェイで行われていたこのモンスター・カーの饗宴!今度の舞台も富士で、クルマはル・マンのLMPクラスや、フェラーリ、ポルシェなんかのGTクラス。ドライバーも一流どころがそろっていて、話題が沢山ありましたが、ここではGulfカラーのLMPマシンに乗り込んだ「佐藤琢磨」選手に話を絞りましょう。
レースウイークの月曜日に、イベントで琢磨選手に話を聞くことが出来ました。こういうスポーツ・カーには馴染みがなく、とにかくフロント・タイヤが見えないクルマで、レースに出ること自体が初めてというところから、ドライバーが3人で乗るので、各々がまとめたいセッティングを少しづつ譲って、みんなで勝利を目指す…シートも自分専用ではなく、大きな人のシートの上に自分のシートを乗せて、素早くドライバー交代をする!なんていう、経験値のないものばかりなので、すごくたのしそうでした。
クルマの印象については、とにかく大きくて、細かいところが見えないというのは、予想通りで、ハンドルも重いしこれでル・マンの夜の細いストレートを走るっていうから、ちょっと怖いよねと言ってたけど、そこは腕一本でお金をもらうプロ・レーサー、来年の「ル・マン」では、きっと全開で暗闇を切り裂いてはしっていることでしょう。
結果は総合16位でしたが、佐藤琢磨の駆るGulfカラーのペスカルロ・ホンダは西沢の中では、十分輝いてたぜぇ…!
こうやってGulfがサーキットに帰ってきた以上、来年は自分のレース・カーもGulf色に塗りたいもんですなぁ!
クルマはとにかく速いの一言。コーナリングっていうより、まっすぐからブレーキで稼ぐ感じ。
100RでGulfカラーのクルマを撮ろうとしたけど、デジカメではこれが精一杯"