Synthetic Blend
密度、g/㎤ | 0.849 | ||||||
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粘度指数 | 170 | ||||||
HTHS粘度、cP ※1 | 2.65 | ||||||
流動点、℃ | -45.0 | ||||||
荷 姿 | 4㍑ 缶×6 |
※1
高温高せん断下粘度のことで、メタルの保護性能を判断する数値です。 #20 では 2.6 以上と SAE で規定されています。この数値以下ですと、メタルに大きな ダメージを与えます。
Gulf HYBRID は余裕を持って規定値をクリアーしています。オイルメーカー各社はほとんどこの数値を公開していません。
車は夏から冬まで年間を通じて使用されますので、冬場の暖気が完了するまでの燃費の悪化を改善するために流動点をマイナス 45゚C 以下にセットしました。
二種類の VHVI ベースオイルの採用で低温流動性に優れる Gulf HYBRID は冬場の燃費改善に大きく貢献します。
一般的な省燃費エンジンオイルに使用される Mo (有機モリブデン) は油温が高くならないと、省燃費性能を発揮いたしません。
Gulf の開発陣は低温時においても省燃費性能を発揮するよう、新たに特殊モリブデンを配合して工夫をしました。
この二種類のモリブデンを組み合わせることで、エンジン始動直後の低油温時からどんな温度領域でも常に安定した摩擦低減効果を生み出し HYBRID CAR の持つ省燃費性能にさらに磨きをかけました。
この優れた低温流動性と全温度域における摩擦低減性能が、一般的な省燃費型エンジンオイルと大きく異なる ポイントであり、Gulf HYBRID CAR 専用油開発における Gulf LUBRICANT TECHNOLOGY-1 となります。
HYBRID CAR はアイドリングストップ機構の採用や、モーターだけで走ることもできますので、エンジンは始動と停止を頻繁に繰り返します。ここでエンジンにとって問題となるのは 「ドライスタート」 です。
エンジンが停止すると当然のことながら、内部にエンジンオイルは供給されず、オイルはオイルパンへと戻ってしまいます。
この状態から、エンジンが再始動されると油膜切れを起こしてエンジン摩耗が促進されます。
オイルが供給されていない間でも、ベースオイルに採用した極性基を持つ Complex Ester が金属表面に吸着して油膜を形成、ドライスタートの際のエンジン内部の金属表面を保護します。
この性能は地味ですが、頻繁にエンジンの始動停止が繰り返される HYBRID CAR には大切なエンジン保護性能になります。
このドライスタート時におけるエンジン保護性能が、一般的な省燃費型エンジンオイルと大きく異なるポイントであり、Gulf HYBRID CAR 専用油開発における Gulf LUBRICANT TECHNOLOGY-2 となります。
注意事項
Gulf HYBRID は ガソリン 専用ですので、ディーゼルエンジン や LPG 仕様の HYBRID CAR には使用できません。