こんにちは。ピストン西沢です。
今年も9月に行われたロードスターの祭典「第28回 メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」に出場しました。
チームはいつもの通り、ラジオ局J-WAVEの看板を借りて、ゼッケン813号、クルマの名前は「J-WAVEポテンザロードスター」。メンバーはいつものピストン西沢、高橋滋、富澤勝に加え、今回新たにラジオディレクターの瀬戸光唯志を起用。彼はクルマ好きではありますが、レースはまだこれで2回目。かなり難しい気を遣うドライビングを強いられるこのレースで、どのように走らせるか?これがポイントです。
というルールが独特で、これゆえにドライバーがプロばっかりのチームじゃなくても勝てるように仕組まれているわけです。
まず最初に番組ディレクターの瀬戸光メンバーがスタート。1周せずに最終コーナーからそのままピットイン。ハンデキャップ3分消化して、再びコースイン。そのまま再びピットインしてドライバー交代。そこで1分停まってそこからホントのレース開始。この後どこまで頑張れるか?
以上のような半ば”ヤケ”みたいな作戦です。(笑
レースの前にまず予選。ここで分かったのが、西沢選手の完全なる劣化っぷり。朝は雨で競技車輌に乗らなかったこともありますが、とにかくうまく運転できない。特にブレーキがダメで、強すぎロック+車速落ちが激しくて全然あきまへん。一番タイムがいい周にひっかっかったこともありますが、予選順位はまさかの10位。(泣
ちゃんとした練習を3年やってないことで勝ち得た実力通りの結果でした。
ということで決勝は10位からド緊張の瀬戸光ドライバーがスタート。予定通り2回のピットインを果たし、その結果最初の7分で5周遅れというやる気も出ない差が付きました。(笑
そこから2番手の富澤勝が決められた燃費でなるべく速く走ります。想定タイム1分14秒―15秒で周回し、3番手の西沢選手にバトンタッチ。この時点でビリから抜け出し、26台中22位くらいを走行。走り方は秘密が沢山あるので簡単に書くと、なるべくアクセルを踏まないでタイムを出すことに尽きます。当たり前のようで、とっても難しい。下りはアクセルを踏まず、裏ストレートなどタイムが出るときは少しだけアクセルを踏む。勾配や効率でアクセル量とタイムのバランスを考えて運転するわけです。めんどくさいよぉ。(笑
それでも他のクルマが1分16,17秒で走るところを14秒台連発で走る813号車。次のドライバー高橋選手に代わるころにはトップテンに食い込む勢い。そのまま夕方になり、路面が冷えてくると13秒台も頻繁に記録して、富澤選手に代わるころ、トップ3に入っていました。そこでバトルを繰り返し、最後の高橋選手になるタイミングで、3時間ちょい走った813号車はついにトップに浮上。後ろにつくクルマが次々とガス欠でペースを落とす中、最後まで同じ燃費とペースで走り切りなんと優勝しちゃいました。
勝因は使用ガソリンが少なくなって、波乱がなかったことから順狂わせのペースカー導入がなかったこと。それから3人(あと瀬戸光)の燃費がずば抜けてよかったこと。
こんなところでしょうが、その要素はエンジョイ耐久で2年間ロードスターとガルフオイルを研究したことがベースであることは間違いありません。
勝てば楽しいレースですが、それまでに悔しいことも沢山ないと、最後にいい結果を出すことはできません。そのためにも1に練習2に練習!そして壊れたり不安定になって、練習できなくならないように、信頼すべきオイルを使うなどして、クルマの体調をケアしてあげることも大事だと改めて感じました。 (ぴ