みなさまの疑問&質問にニャルフがお答え。
オイルの事を中心に、クルマに関する「あんな事」「こんな事」を掲載中!
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不足量の程度により問題のない場合と、重大なトラブルが発生する場合があります。 極端に少ない場合は最悪の事態を招きますので注意が必要です。
オイルレベルゲージの「FULL ~ MIN」の間にオイルがある場合はまったく心配ありません。 詳しくは、車に付いている「取扱い説明書」を良く読んでください。オイルの頁に必ず記載されています。
もし、レベルゲージにオイルが付いてこなかったり、「MIN」より下のレベルを示している場合にはオイルを必ず「継ぎ足して」ください。
通常、「FULL ~ MIN」の間のオイル量は1リットルになっていますので、レベルゲージの示した位置でオイルの補充量が判断できます。 しかし、外車などの場合はこの量が各社で違っている場合もありますので、付属の取扱い説明書を参照してください。
オイル量の少ないまま走行することは絶対に避けなければなりません。 走行中に油面は常に変化しています。加速時やブレーキングの時は前後の関係で、コーナリング中は左右の関係でオイルが重力により片寄りを起こしています。
もし、オイル量が極端に少ないとオイルパンの中にあるオイルのピックアップ(吸い口)に「オイル無し」の状態が続き、エアーを吸い込むことになります。
エアーでは潤滑できませんのでオイルを供給している重要な部分にオイル切れが発生してエンジン摩耗を促進させたり、最悪の場合は「エンジン焼付」につながります。
今までオイル減りがなかったのに、急にオイルが少なくなった場合はオイルの減った原因を探る必要もあります。 ドレインボルトのゆるみや、オイルフィルター(オイルクリーナー)の取付部分からの漏れがないか点検してください。
オイル漏れが発生している場合には「漏れた形跡」が必ず発見できますので、エンジン本体全体を良く観察してください。
ワンポイント・アドバイス:
ゲージにオイルが付いてこなかった場合はオイルの不足量が判断できませんので、1リットル程度を先ず注入し、数分後に(オイルパンに新油が完全に落ちるのを待つ)再度ゲージで点検してください。
何度かこれを繰り返すことにより、正確なオイル量をつかむことができます。