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これは、オイルを作る時に「着色剤」を添加しているからです。一般的には「赤」や「グリーン」を使用する場合が多く「青」「紫」「オレンジ」なども使用されています。
本来は ATF に「赤」の着色を施し、オイル漏れが発生した時にエンジンオイルなのか ATF なのかを識別しやすくするためでしたが、現在では上記のように様々な着色が流行したために、この意義は薄れてしまいました。容器が「赤を基調としたデザイ ン」の場合、オイルにも「赤」を付けたり、商品名に「ブルー」という文字があるため「青」を使用するなどのケースが多いのです。
一般的に着色をするのは「モーターオイル」と「2サイクルエンジンオイル」に多く、ディーゼル用やギヤーオイルに色を付けるこ とはほとんどありません。無着色のエンジンオイルは「茶褐色」です。これに色を付けるわけですから上記の色以外はあまりきれいな製品になりません。エンジ ンオイルの「色」は、多分にイメージ向上のために使用されていますので、オイル本来の性能を高めるためではありません。本来ならば必要のない添加物です。 着色のために添加剤を加えることは、コストアップの要因にもなります。したがって、高級モーターオイルなどに色付きオイルが多く見られ、廉価版のオイルは 無着色(ナチュラルカラー)の製品が多いようです。