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オイルは原油を精製することにより抽出されます。
原理は原油を加熱・沸騰させますと、蒸気が発生します。
その蒸気を冷却すると次のような製品群がまず抽出されます。この方法を「常圧蒸留法」と呼びます。
この段階では潤滑油(オイル)はまだ抽出されません。 上記、5の「残油」をさらに「減圧蒸留」装置に通すと下記の製品が出てきます。
上記、2で取り出された潤滑油をさらに様々な工程を経て不純物を取り除き、各種の用途に適したオイルが作られます。
この段階のオイルをベースオイルと呼びます。
ベースオイルにはたいへん多くの種類があり、さらに各種の粘度(オイルの粘りけ)があります。
潤滑油メーカーはこのベースオイルに様々な添加剤を加えて最終製品に仕上げます。
最近「HVI」(ハイブイアイ) BASE OIL が注目されています。ベースオイルの精製方法の一つですが、水素と反応させて不純物を取り除く方法で、粘度指数の高い(高温になっても粘度低下の少ない)ベースオイル を作ることができます。高性能エンジンオイルを作る時に必要となるベースオイルです。
潤滑油の最終製品には数多くの種類がありますので、代表的なものを紹介します。