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ニャルフ
FAQ

みなさまの疑問&質問にニャルフがお答え。
オイルの事を中心に、クルマに関する「あんな事」「こんな事」を掲載中!
お役に立つ情報が満載です。

 

※ここで解決しない場合はページ最上部の[Contact]からお問い合せください。

「エンジンオイルの潤滑している部分」を詳しく教えてください。

ニャルフ

エンジンオイルはエンジン内部の金属と金属の触れあう部分に必ず供給されています。具体的には下記のとおりです。ここでは専門用語がかなり出てまいりますが、各パーツ名をご理解されている前提で解説します。以下、4サイクルガソリンエンジンの場合です。

まず、エンジン上部のヘッド部分から

  • カムシャフト本体、カム山の部分、バルブリフター等のカムシャフトまわり
  • バルブガイド、バルブステムの動弁系
  • ロッカーアーム軸受けとバルブとロッカーが接合する部分(SOHC や OHV の場合)
  • プッシュロッドとロッカーアームの触れあう部分(OHV の場合)

次に、ピストン、コネクティングロッド(コンロッド)まわりでは

  • ピストンとシリンダーの隙間
  • ピストンとコンプレッションリング、オイルリング
  • ピストンとピストンピン、ピストンピンとコンロッドのスモールエンド(小端部)

クランクシャフトまわりでは

  • コンロッドのビッグエンド(大端部)とクランクシャフト・クランクピン
  • クランクシャフトとエンジンブロックの接合するクランクジャーナルのメタル部分(エンジンの最も重要な箇所)

その他の潤滑部分では

  • オイルポンプ本体
  • ディストリビューターの動力を取り出すカムシャフトの接合部分(ダイレクトイグニッションを除く)
  • OHV や一部の OHC, DOHC エンジンのタイミングチェーンとスプロケット(ベルト駆動を除く)

このようにエンジンオイルは潤滑を必要とする部分にくまなくゆきわたり、金属同士が直接触れあうことを未然に防止しています。

オイルは一見つまらない存在のようにも受け取られがちですが、オイル選定をミスしたりオイル交換を怠ると上記の部品の摩耗が進んでしまいます。

 

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