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ニャルフ
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ATの「ロックアップ機構」について教えてください。

ニャルフ

現代の高度に電子制御されたAT車には「ロックアップ」機構が広く採用されています。開発当初のものは「4速」や「オーバードライブ」だけに付いて いましたが、その後一部の高級車には「全段ロックアップ」(別名、フレックスロックアップ)機構が導入され、1速からすべてのギヤーにロックアップが作動 するようになっています。

ロックアップ機構の目的は「燃費の向上」。

AT機構には「トルクコンバーター」(流体伝達機構)があり、エンジンの回転数に対して、常にミッション側は数パーセント少ない回転になっ てしまいます。つまり、オイル(ATF)で動力を間接的に伝えているために常に「伝達ロス」が発生しています。このために、AT車はマニュアルミッション 車に比べて「燃費が悪い」と言われるのです。

この燃費を改善するために、ある条件が整うと「ロックアップクラッチ」が作動してマニュアルミッション車と同じようにクラッチをつないでエ ンジン動力を100%伝達します。つまり、トルコンは作動していてもそれを無視してエンジンとミッションをロックアップクラッチで直結にしているわけで す。

ロックアップの作動はすべて自動で行われていますので、良く注意しないと気が付きません。もし、ご自分の AT車に「タコメーター」が付いていれば、次のような場面でロックアップのON-OFFが確認できますので、一度注意して観察してください。

高速道路を巡航中に(アクセル一定で走っている)、軽くアクセルを戻し、再び元の位置に踏み込んだ時など、踏み込んだ瞬間はエンジン回転が上昇しますが、数秒後に回転が200~300回転落ちます。この、回転が落ちた瞬間にロックアップが作動したのです。

現代の車にロックアップ機構はどんどん採用されていますので、ご自分の車のカタログを良く注意して読んでください。ロックアップ機構を搭載 しているミッションには必ずこのことが記載されています。ロックアップクラッチはトルクコンバーター内部に組み込まれていますので、ウエットクラッチ(湿 式)の一種です。クラッチを保護するのはATFの重要な役目にもなっています。

エンジンが低回転(1500rpm以下)の時にはロックアップが作動していても50rpm 程度わずかにスリップさせていますので、ATFにはジャダー防止性能も要求されてきました。わずかにスリップさせるのは、低速時におけるアクセレーターの オンオフ時に発生するエンジントルク変動を吸収して、不快な振動を乗員に感じさせないように高度に制御しているからです。(専門的にはスリップ制御とい う)

資源保護を目的に今後も燃費の向上を目指すのはカーメーカーに課せられた大きなテーマとなるため、今後も様々な燃費改善の機構が動力伝達機構にも取り入れられることでしょう。

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