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主成分は 「ポリ・アルキレングリコール・モノエーテル」 です。一般的にはグリコール系と呼ばれており、現代の車には全て使われていると言っても過言ではありません。
ブレーキフルードには次の性能が必要ですが、グリコール系はこの性能をバランス良く持っています。
このグリコールに 「酸化防止剤」 や 「防錆剤」 などの添加剤を加えて長期間の使用に耐える品質設計がなされています。特種な例では、レース用のシリコン系や鉱物油を使用する場合もあります。
グリコールの欠点は 「吸湿性」 があることです。つまり、空気中の水分と仲良くなる性質があります。
フルード中の水分が多くなると、沸点が下がり、ベーパーロックの発生する危険性が高まるため、2年程度で全量交換します。車検整備では必ず行う作業です。