みなさまの疑問&質問にニャルフがお答え。
オイルの事を中心に、クルマに関する「あんな事」「こんな事」を掲載中!
お役に立つ情報が満載です。
現在、判明している内容で説明します。
まず「CF-4」は1996年の終わりごろまで使用される予定で、その先の動向がまったく不明でした。しかし、1995年1月 より「CG-4」の認定作業が開始され、さらに1998年12月には「CG-4」よりさらに高性能・高品質の「CH-4」が出現しました。そして、 2002年9月からさらに高性能油として「CI-4」の運用が開始されました。そして、米国では「CI-4」に替わる新規格油API CJ-4が開始されました。
ディーゼルエンジンの燃料はご存知の「軽油」です。軽油はガソリンに比べればはるかに精製度が悪く、硫黄分を多く含んでいるため、排気ガス中に「硫黄酸化物」が生成され、大気汚染(酸性雨)の原因とされています。
ディーゼルの排気ガス清浄化には次のアプローチがなされています。
上記の要求項目に対してオイル側のアプローチとしては次のテーマがあります。
これらは、石油会社や車両メーカー、エンジンメーカーや部品メーカーなどが一丸となって取り組まなければなりませんが、すでに世界各 国の主要メーカーは次世代のディーゼルエンジンを発表しています。とうぜん、オイルも現在より「より過酷な」運転条件下におかれますので、環境保護要求の 高まりからオイル品質の向上を達成しなければなりません。