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「ボレート系」のギヤーオイルについて詳しく教えてください。

ニャルフ

最近「ボレート系」のギヤーオイルが販売されています。ボレート(BORATE)とはボロンと窒素を反応させたもので、「チッ化ホウ素」ともよばれ、固体潤滑剤の一種です。

今までのギヤーオイルはオイルに添加されたSP系添加剤(イオウとリンの化合物)が金属と反応しながら皮膜を形成してギヤーの歯を保護します。この皮膜はある程度の時間を経過すると消耗してしまいます。

しかし、この皮膜は次から次へと新しいものに置き換えられて保護膜を形成します。この時、ごくわずかの金属分も化学反応の時に消耗します。

通常のギヤーオイルはSP系添加剤による保護皮膜「生成」と「消耗」が繰り返されているわけですので、定期的なオイル交換が必要でした。ボレート系ギヤーオイルは潤滑理論そのものが違います。

ボロンは固体のため原子半径が大きく(球状)、金属同士の接触部分に入り込み「コロ」の原理でスベリを良くします。したがって、次のようなメリットが生まれます。

  1. 摩擦の低減(フリクション・ロスがない)
    ・摩擦熱が発生しずらい       ・・・・・ 耐熱性の向上(熱ダレしない)
    ・ギヤー歯、シンクロナイザーの保護 ・・・・・ 耐久性向上(オーバーホール延長)
  2. オイルライフが長い
    ・添加剤(ボレート)がほとんど消耗しない
    ・酸化防止性能が高い
  3. せん断安定性が高い
    ・コロの原理で潤滑するため、分子同士がひきちぎられにくい
  4. 極圧性に優れる
    ・強い力を受けてもコロが受けとめ、スプリングの役目を果たす

しかし、メリットだけではなく「合成油に溶けにくい」、「油中に安定的に分散させるのが難しい」ことや、「低温や高温時にオイルが濁る」などの欠点も持っています。

ワンポイント・アドバイス
ボロン系ギヤーオイルはまだまだ一般的なオイルではありませんので、特殊品と考えたほうが賢明です。耐久レースなどに使用する と良いでしょう。また、プレート式のノンスリに使用すると「コロの原理」が災いしてまったくトルクを伝えなくなってしまいますので注意してください。

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