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ここでは4ストロークエンジンのオイル選びについて解説します。水冷のバイクは空冷方式の進化型といえます。4輪車と同じ方式を採用することにより エンジン冷却の安定化がはかれ、空冷方式の弱点を補っています。しかし構造が複雑となり重量も増加、メンテナンスの手間も増えたりと、デメリットも多いの です。
水冷バイクの場合は空冷方式より熱害がないため、エンジンオイルに対する弊害も少なくなります。つまり、オイル面で見るとより優れた冷却方式であるわけです。ただし、バイクのオイル選びにはバイク特有の使用条件を加味しなければなりません。
水冷バイクにはスポーツタイプの車両が多く「ショートストローク」エンジンが主流です。エンジンの回転数も高回転を多用しがち ですので、品質の良いオイルを選ぶことと、オイルの粘度にも充分配慮してください。ショートストロークは「軽い吹けあがり」が命です。あまりに高い粘度の オイルを使用するとエンジンが重たくなってしまいます。この時、バイクに指定された粘度グレード(10W-40など)に合わせることを原則にしてくださ い。
参考までに
「ロングストローク」エンジンには ・・・・・・・・・・・ 固めのオイル
「ショートストローク」エンジンには ・・・・・・・・・ 柔らかいオイル
このことを覚えておいてください。