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2サイクルエンジンオイルの供給方式には「混合式」と「分離給油」の二通りがあります。
混合式はあらかじめガソリンとオイルを指定された比率(ガソリン20に対して、オイル1など)で文字どおり混合してから燃料タンクに入れます。
分離給油はオイルの専用タンクに2サイクルエンジンオイルを継ぎ足せば良い簡単な方式になっています。最初に考案したのは我が国の二輪メーカー 「YAMAHA」で「オートルーブ」と呼んでいます。その後、バイクメーカーだけでなく多くの2サイクルを使用した車などに広まりました。
どちらが優れているかは、下記の内容により判断してください。
混合式のメリットは上記の項目に尽きます。たったの数パーセントのパワーロスも許さない考え方です。2サイクルバイクを使用した「市販車クラス」で は、分離から混合に改造する(ポンプを殺す)キットも販売されていますが、一般公道で使用するバイクであれば、分離給油がはるかに利便性に優れていると判 断して良いでしょう。
面倒な手間を省くことと危険性(引火)の少ない分離式は世界的に2サイクルの主流となっていますので、混合式はレースなどの特殊な分野でしか生きれ 残れないでしょう。参考までに、排気ガス規制の強化により2サイクルエンジンの将来性はまったくありません。事実、わが国では2サイクルの自動車とバイク はすでに生産されておりません。