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ニャルフ
FAQ

みなさまの疑問&質問にニャルフがお答え。
オイルの事を中心に、クルマに関する「あんな事」「こんな事」を掲載中!
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「ブレーキオイル」について教えてください。

ニャルフ

ブレーキオイルという呼び方は俗称で、正しくは「ブレーキフルード」と呼ばなければなりません。
ブレーキフルードの成分は石油から精製されたエンジンオイルと同じ仲間ではなく、アルコールを主成分としたグリコール系の化学品の仲間です。したがって、 俗称でブレーキオイルと呼ばれるのは「見た感じ」がたいへんオイルと似ているからです。

ブレーキフルードはブレーキを作動させるたいへん重要な役目を担っています。不都合があれば人命にもかかわることですので、「重要保安部品」の1つにも指定されています。
ブレーキフルードは、ブレーキペダルにより発生した油圧をブレーキ機構に伝達する油圧作動の役目をします。
この圧力伝達をする液体の総称を「フルード」と呼びます。

品質の認可にはたいへん厳しい規格があり、DOT-4 (DOT = Department of Transportation) や DOT-5 の規格に合格した製品でないと販売することができません。DOT-4 より DOT-5 の方が高い沸点となっています。
一般車両の指定は通常 DOT-3 や DOT-4 で、高性能車には DOT-5 を、レース車輌には DOT-5 以上の沸点のものを使用します。

沸点とは熱で物質が沸騰する温度のことです。ブレーキは過酷な使用条件の場合には加熱を起こし、効きが悪くな る場合があります。もし、ブレーキが異常に加熱してフルードの沸点を越えた温度になってしまうとブレーキライン(フルードの充満しているパイプ)内部のフ ルードが沸騰、まったく圧力を伝えられない状態になってしまいます。この現象を「ベーパーロック」と呼びます。

ブレーキオイルだからといわれて、エンジンオイルなどを補充することはたいへん危険ですので絶対に避けてください。
ブレーキフルードはマニュアルシフト車のクラッチ用のフルードとしても使用されます。作用の原理はどちらも同じですので、クラッチフルードとブレーキフルードは共用が可能です。
ただし、クラッチの断続をワイヤーで行っている車輌にはクラッチフルードのタンクはありません。
日常の使用に際しては、タンクのキャップを確実に締めて、時々フルードの減り具合を確認すると良いでしょう。

ブレーキフルードはたいへん高い吸湿性を持っていますので、タンク内に水分の混入のないよう充分に注意してください。水分が混入すると沸点を下げ、ベーパーロックが起きやすくなります。
DOT-3 より DOT-4 の方が、DOT-4 より DOT-5 と番号が大きくなればなるほど吸湿性が高くなることも覚えておいてください。

ワンポイント・アドバイス:

補充や交換の際には、フルードをボディーなどの塗装部分にこぼさないようにしてください。
このフルードは塗装を溶かしてしまいますので充分注意が必要です。

 

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