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FF車は車の構造上、駆動系がすべてフロント部分に集中しています。
エンジン、ミッション、デフが一体になり、エンジンルームに押し込められています。
FR車と決定的に違う部分がミッションとデフが一体で構成されていること。 つまり、FR車のようにミッションとデフを違うオイルで潤滑することができないのです。
したがって、FF車に使用される ATF はミッションの潤滑を受け持ちながら、デファレンシャル機構も保護する一人二役を演じなければなりません。
仕事が増えればオイルが痛むのはとうぜんです。したがって、FF車の ATF 交換は「早めにしろ」といわれているのです。
これは、オイル会社やショップがオイル交換で利益を上げようとする意味とは違います。 理論的にFF車のほうがFR車に比べて ATF が過酷に使用されていることを意味しています。
加えて、最近の交通渋滞もありますし、真夏はエアコンが回り続けていますので ATF は熱による影響も強く受けることになります。
オイルはあまりに高い熱を受け続けると熱に負けて性能が劣化してしまいます。
最近の自動車の主流はFF車です。今後はすべてFF車に移行する、と断言しても良いほどになっています。