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ATF もオイルです。オイルは使用すればするほど劣化して初期性能を維持できなくなりますので、やはり交換は 必要になってきます。
昔の AT 車の取扱い説明書を見ても ATF の交換については触れられていない場合が多く、車両メーカー自身も 8万~ 10 万キロでの交換を想定していましたが、最近の AT 車では「2年または2万キロで交換」などと書かれている場合が普通です。
ATF はギヤーオイルの一種ですので、エンジンオイルと比較すればはるかに劣化に対する条件は厳しくありませんので、2年程度の長期の使用が可能です。
実際の使用に際して、新車の場合ならば1回目の車検時(3年後)に交換を依頼しても良いでしょう。 ただし、走行距離の多い車はやはりメーカーの指定する交換基準を守ってください。
オイルの劣化は徐々に進みます。したがって、体感できるほど車の性能が変化することはありません。 ATF が傷んでくるとだんだんと次の症状があらわれてきます。
こんな症状があらわれたら、そろそろオイル交換の時期と考えてください。
ATF は常に高温にさらされています。トルクコンバーター内部ではエンジン動力をミッションに伝えるため激しくオイルがかき回されています。エンジンから発生した熱を受けると同時に自らかき回されることにより熱を発生します。
したがって、AT にはオイルを高温から守るために「オイルクーラー」が装着されてます。
オイルはあまりに高い温度にさらされると「熱劣化」や「熱分解」を起こしますので、やはり交換することが必要となってくるわけです。