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オイルの事を中心に、クルマに関する「あんな事」「こんな事」を掲載中!
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エンジンが適正温度(水温 80℃)の時、適正油圧は 3.0 Kg ~ 5.0 Kg です。 ガンガン回した状態でも 4.0 Kg 以上あればまったく心配はありません。 全開の時に 3.0 Kg 以下を示した場合は危険領域です。
しかし、始動直後などエンジンがまだ暖まっていない場合は高い油圧を表示します。これは、オイルも冷えているためにオイル自身が堅く(粘度が高い)なっているからです。
また、アイドリングの時はエンジンの回転数も低く、とうぜん油圧も下がり 2.0 Kg ~ 2.5 Kg 程度を示しますが、アイドリング時に油圧が低いのは心配はありません。
問題なのは、高速走行時などのエンジン回転数が高いにもかかわらず、油圧の低下が見られた時です。 この現象はオイルの量が減っているか、オイルの粘度が極端に低下(サラサラ状態)していることが考えられますので、ただちにチェックする必要があります。
反対に異常に高い油圧を示している場合もトラブルの発生が予想されます。
原因と対策は・・・・・
車の心臓部はエンジンであり、エンジンの血液はオイルです。このまま放置しますと重大なトラブル発生につなが りますので、すぐに原因を追求しなければなりません。特に、スポーツタイプの車には「油圧計」が付いていますので、走行中にも頻繁にチェックすることを心 がけると良いでしょう。
また、後から油圧計を取付ける場合は信頼できる修理工場で正しい位置にピックアップを取り付ける必要があります。
参考までに、レーシングカーの場合はタコメーター(エンジン回転計)の次に重要なメーターが「油圧計」だといわれていますので、油圧がいかに重要かがおわかりになるでしょう。